的中率9割の「がん探知犬」

 
がん患者の呼気を嗅ぎ分ける「がん探知犬」についてのニュースが2月22日の読売新聞で紹介されていました。


九州大医学部第二外科のグループが同センターと共同研究を行い、嗅ぎ分け実験(健康な人の呼気を入れた袋を四つ、がん患者の呼気を入れた袋を一つ用意。それぞれ箱に入れ、嗅ぎ分けさせる)を行ったところ、36回のうち33回、がん患者の呼気を選び、9割以上の精度が確認されたという。

グループは、この結果を英国の医学誌「GUT」で「がん患者特有のにおいが存在することが探知犬を用いた実験で判明」と発表しました。


犬は、臭いの種類によっても異なりますが、人に比べ1,000倍~10,000倍の能力があることが分っているため、こういったことができるのでしょうね。

なお、7年前にも「がん患者は特有のにおいを持つ可能性がある」という論文がオランダの医学雑誌でも発表されています。


将来的には、がん特有の臭いに反応する検査キッドが開発されるかもしれませんね。