不老不死の生物がいるのをご存知ですか?
ベニクラゲという体長1cmにも満たないクラゲ(多細胞動物)は、「若返り」を行うことで不老不死を実現している唯一の生物です。
普通の生物は老化が進んでも戻ることはありません。
しかしベニクラゲでは老化が進むと組織や器官を退化させ、肉の塊のようになります。
その後肉の塊は若返りを起こすのです。
この神秘的能力を身に付けた理由やそのメカニズムは未だに解明されていませんが、今その仕組みを解明しようとする試みが進んでいます。
現在は、細胞分裂の制限となっているテロメアを上手く修復したり、老化時に若い頃の遺伝子配列を再び読み込みんで姿を変えるしくみがあると考えられています。
このうち、テロメアに関しては、磨耗を防ぐ物質が発見されています。
こういった物質を摂取することで、人間も不老長寿とまではいかないにしても、老化を遅らせることは充分可能であると思われます。