卵を食べてもコレステロール値は上昇しない

 

昔から、卵は1日1個までという話を聞きますよね。

それはなぜか?

コレステロール値を上げると信じられているからですね。

 

そのため、コレステロール値が高い方の中には、卵を食べないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?


 

実は、卵はコレステロール値を上げないということが、数多くの研究により証明されています。

 

コレステロールは、80%が肝臓で合成され、残りの20%は食事から摂取しますが、食事の量によって、肝臓が合成するコレステロールの量を調整するため、食事によってコレステロール値が上がることはないのです。

 

では、なぜ誤解を生んでしまったのでしょうか。それは、100年ほど前に行われたロシアでの実験によるものです。

 

この実験は、ウサギにコレステロールを含むエサを与えるという実験なのですが、ウサギは人間のように体内でコレステロール値を調整するような仕組みがありません。

そのため、この実験では、ウサギのコレステロール値が上がってしまいました。

 

これでは、参考になりませんね。

 

人がコレステロールを上げる原因には、大きく3つあります。

 

(1)肥満

(2)食べ過ぎ

  コレステロールが多い食事というよりも、食事全体量が多い場合にコレステロール値は上がります。

(3)病気

  糖尿病、甲状腺機能低下症、閉塞性黄疸、ネフローゼ症候群など。

 

これまで多くの病気の方と接して参りましたが、特にがんの方はタンパク質が不足しているように思われます。

 

正常細胞を作るのも、免疫を作るのもタンパク質が必要です。

 

タンパク質を含む食品は、卵以外にもありますが、生命の源であるということから完全栄養食といえます。

 

積極的に卵を摂取されることをオススメします。