もし今、ガンと診断されたとしたら、皆様どうしますか?
(1)一刻も早く治療をする
(2)しばらく様子を見る
(3)治療はしない
大きく分けますと、この3つから選ぶということになるのではないでしょうか。
正解はないのかもしれませんが、医師や家族の言いなりになるのではなく、ご自身で判断されるようにしていただくことが、後で後悔しない選択なのではないかと思います。
こういったことを考えるための参考資料として、近藤誠先生の著書「がん放置療法のすすめ」という書籍がございます。
近藤先生は、ガンと診断されても進行せず、転移もしないガンもあるため、すぐに治療をせず、放置することが良いのではないかという提案をされています。
放置とは、定期的な検査もしないで、ガンが進行しないこともあるので、ガンであることを忘れ、もし臓器を圧迫されるなどが原因で諸症状が出たら緩和ケアを受けるなどの対処をするということを指しています。
検査をすると、検査により悪化をすることもあり、治療をすると寿命を縮めることが多々あるそうです。
外科治療をして、ガン組織を摘出しても良性であることもしばしばあるとか。
スキルス胃ガンで亡くなられたテレビ司会者の逸見政孝さんを例にあげ、こんなことが書かれていました。
スキルス胃ガンは、治療をすると余命は1年にも満たないケースが多いのですが、近藤先生の患者さんは、治療をしなかった結果、すべて1年以上生きることができたそうです。
また、早期で発見し、治療をして助かったということを聞くことがあると思いますが、そういった方は治療をしなくてもガンは進行しないケースが多いようです。
このような事実を踏まえ、ぜひ皆様がガンの宣告をされた時、ご自身で後悔しない選択をされてください。