ずっと健康で過ごしていくために大切なこと。
それは、より良い生活習慣で日々過ごしていくことに加え、予防医療を実践していくことも重要となります。
医師法の第1条にはこう記されています。
「医師は、医療及び保健指導を掌ることによって公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保することである」
つまり、医師にとって、予防医療は基本的な使命であるということです。
ただ、この予防医療は、現実には徹底されていないのではないでしょうか。
現実には「発症した病気を治すこと」ということだけが、医療として実践されてしまっているように思います。
これは、もちろん制度上の問題もあるかもしれませんが、国民にも大きな責任があるように思います。
国民の考え方として、薬を出したり、検査をしてもらう方が「親身に診てもらえた」と考えてしまってはいませんでしょうか。
反対にあまり薬や検査をせず、生活習慣のアドバイスなどをしっかりされる医師に「安心感がない」と感じていませんでしょうか。
予防医療の実践のためには、この国民の考え方も改めていく必要があるように思います。
国民の意識が変われば、予防医療に努めて病気を減らし、なるべく少ない薬で病気を治していく医師が増えていくのではないでしょうか。
医療技術の発展だけでは、私たちがずっと健康で過ごすことはできません。
今は大きな病気をされていない方でも、いつ我が身に大きな病が襲い掛かるかわかりまん。
芸能界の方などの訃報なども「他人事」として捉えるのでなく、「自分事」として捉え、生活習慣を改善し、医療に対する考え方を改めていきましょう!