2010年の国立社会保障・人口問題研究所の調べによれば、不妊の検査や治療を受けたことのある夫婦は「6組に1組」もいらっしゃるそうです。
年々、不妊治療を受ける方の割合は増え続けています。
日本の体外受精の実施数は、年間24万2000件(日本産科婦人科学会調べ)で世界最多。
不妊治療専門クリニックは全国でおよそ600。2位のアメリカは400あまりなので、約1.5倍もあります。
世界各国の成功率を比較した調査では、採卵1回あたりの出産の割合は、アメリカが38%、世界平均が26%であるのに対し、日本は18%でした。
治療を行っても待望の赤ちゃんを授かることができない方も多いという現実があります。
よく言われる原因は、晩婚化です。
2011年はの人口動態統計によりますと、平均初婚年齢は男性で30.7際、女性で29.0歳。
2025年には、男性が32.5歳、女性が33.0歳になるという予測もされています。
これは晩産化にもつながり、不妊の大きな原因となります。
また、不妊の原因には、生命力(ミトコンドリア力)の低下によるものが大きいのではないかと思います。
その証拠に、ミトコンドリアの状態が反映される体温(平熱)が低下しているのです。
健康な方は夕方に37.0℃程度あり、この体温が生命力のある、つまりミトコンドリアが活性している状態なのです。
しかし、どうでしょう?
36.0℃未満という方も多いのではないでしょうか。
それでは、生命力は低い状態なので、新たな生命を授かることは難しいのではないでしょうか。
現在の子供たちは、平熱が36℃ちょっとという方が多いようです。
この子供たちが、大人になったら子供を授かることができるのでしょうか。
とても心配です。
ぜひ不妊で悩まれている方は、生命力(ミトコンドリア力)を高い、つまり、平熱が高いことが健康なんだということを認識し、元気な赤ちゃんを授かっていただきたいと思います。