サプリメントに頼り過ぎは危険健康のためにバランスが取れた食生活を送ることが大切であるということは、誰もが知ること。 ただ、忙しい現代人は、コンビニ、ファストフード、インスタント食品などを利用することで、それを補うためにサプリメントで栄養を補っている方も多いのではないでしょうか。 もちろん、良質なサプリメントをバランス良く摂取することは有意義だと思いますが、良いものだからといって、頼り過ぎたり、過剰に摂取することは危険であるということをご存知でしょうか? 例えば、鉄分補給のサプリメントでは、こんなデータがございます。
閉経後の女性34,492名を対象に、鉄の摂取量と心臓病の関連を15年間に渡り追跡したアメリカの研究で、鉄の1日の摂取量が多ければ多いほど、心臓病による死亡リスクが上昇するという結果が示されました。 ※ヘム鉄2.4mg/day摂取群で、0.6mg/day摂取群と比較して2.47倍リスクが上昇。 ※アルコールの摂取量が多い人ほど、その傾向が強くなりました。アルコールが、鉄の代謝を阻害するためです。
◇ビタミンCを1日1,000mgも摂っている男性は、前立腺癌の確率が2倍 ◇閉経後の女性が日に1,000mgのビタミンEを摂ると早死にする確率が3倍 ◇カルシウムを過剰摂取している男性は心臓疾患にかかり易い ◇ビタミンCの摂りすぎは結石になりやすい
サプリメントを数多くの種類、利用されている方に限って不健康な方が多いような気がします。 栄養補給が体に良いからといって、特定の栄養素を過剰に摂取すると、体内の栄養バランスが崩れるため、恐らく体内では、そのバランスの崩れから引き起こされた状態を修正しようと体に無理を強いているのではないかと思います。 栄養の補給はあくまでも栄養バランスを考えた食事です。 そして、サプリメント(栄養補助食品)は、バランスが整ったものを適量利用するという程度にしましょう。 |
宇田川 雅生
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