睡眠時間と寿命について(男性データ)


十分な睡眠を取らないと、寿命が縮む可能性があるという。新しい研究で、不眠症や睡眠時間の短い男性は14年の間に死亡する確率の高いことが示されました。

研究共著者の1人である米ペンシルベニア州立大学医学部教授のEdward Bixler氏は、「不眠症は非常に重い有害作用を有する可能性がある治療の必要な疾患であり、最善の治療選択のためにもっと力を注ぐ必要がある」と述べています。



研究期間中、男性の5人に1人が死亡。不眠を訴え、検査室でも睡眠が6時間未満であった男性は、「安眠型」の人に比べて14年間に死亡する確率が高いという。

安眠型の男性で研究期間中に死亡したのは約9%であったのに対し、不眠の男性は51%が死亡。


米ウィスコンシン医科大学のB. Tucker Woodson博士によりますと、睡眠障害が動脈血栓や免疫系の乱れに寄与するということもあるため、睡眠時間のみが寿命を縮めているということではないかもしれませんが、睡眠が寿命にとって大切であることは間違いないでしょう。

この研究では、6時間以上ということが、寿命を考える上での睡眠時間になっていますが、健康を考えれば、7時間程度は睡眠できると良いですね。


( 引用 : 2010年9月1日 HealthDay News )