代謝アップのカギは「ミトコンドリア」


食べる量は増えていないのに太りやすくなってきた、最近疲れやすい、お肌の調子も今ひとつ......。

思い当たる人は、「代謝」がダウンしているかもしれません。
 
私たちの体の中では、食べ物から臓器や筋肉などを動かすエネルギーを取り出すために、様々な"回路"が働いています。

この"回路"が元気な人は、しっかり食べても太りにくく、食べ物からたくさんのエネルギーを得られるため、筋肉もお肌も臓器もいきいきとしています。これが代謝のいい状態です。




現在発売中の、日経ヘルス「プルミエ」は代謝が特集のテーマです。


体のなかでは様々な代謝がありますが、食物に含まれる糖や脂肪をエネルギーに変える代謝をエネルギー代謝といいます。

 エネルギー代謝をうまく働かせるのはミトコンドリアで、ミトコンドリアは酸素を用いて糖や脂肪を分解し、ATP(エネルギー)を作る発電所のようなものです。 ミトコンドリアは、男女ともに40代前後を境に数が減り機能も低下します。

運動でATPを消費するとATPが不足し、細胞でAMPKという酵素が活性化することで、体内の脂肪を燃やせ、ミトコンドリアを増せるという命令を出します。

AMPKが活性化するために効率的な運動は、やや強めの筋トレです。有酸素運動の合間にやや強めの筋トレをはさむサーキットトレーニングは効率良くミトコンドリアを増やすことが分かっています。


また、1日に数回、お腹がすいたと感じる時間を作ることも大切だそうです。

これは、長寿遺伝子のスイッチのためです。長寿遺伝子にスイッチが入り、さらにミトコンドリアを増やし、活性化してくれるのです。

食事制限(腹7分目)は、なかなか大変ですが、空腹を感じるということは、実行できそうですよね。