糖化(とうか)は身体を焦がし、老化を促進させる

 
皆さん、糖化をご存知でしょうか。

糖化とは、現在、アンチエイジング(抗老化)の世界で注目されている現象です。

簡単にご説明させていただきます。






トーストとホットケーキです。

美味しそうですね~。

トーストもホットケーキも焼く前の色は、白いですよね。

しかし焼くとこのようにキツネ色になります。


実は、この現象が糖化なのです。

キツネ色になった部分は、色の変化だけではなく硬くなります。


こういったことが人間の身体でも起こっています。

そのメカニズムはこんな感じです。


食事や飲み物などで過剰に糖分を体内に取り込むと、血糖値が急激に上がってしまいます。

血糖値が上がった場合、血液中の糖分を細胞へ届けるために膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。

ただ、過剰に糖分が体内に取り込まれた場合は、インスリンの働きの限界を超えてしまうため、糖分は、細胞に取り込まれずに血液中に残ってしまいます。

糖分はタンパク質と結合しやすいという性質があります。

そのため、血液中の糖分は、全身に運ばれ、全身のタンパク質と結合してしまうのです。
これが糖化です。

人の身体でタンパク質というと・・・

臓器、血管、筋肉、皮膚などあらゆるものです。

糖分とタンパク質が結合すると、あらゆる反応を経て、最終糖化産物という物質を作り出します。

この反応のことをメイラード反応と呼んでいます。


メイラード反応を起こすと、細胞は「硬くなり」「茶色く変色し」「正常な働きを失い」「活性酸素を発生させ」などの変化を起こしてしまいます。

加齢によって、身体が硬くなったり、血管がもろくなったり、肌にシミやくすみができてしまうのも、糖化によるものなのです。


糖化やメイラード反応を抑制させるためには、糖分の摂取の仕方を次のようなことを行うと良いですよ。

◇糖分をたくさん摂取しないようにする
◇血糖値を上昇させづらいGI値の低い食品を選ぶ
◇食事の際、緑黄色野菜から食べ始める

まず、この3つのポイントを守った食生活を心掛けてください。

さらに、糖化を抑制させるには、取り込まれた糖分を効率よく燃焼させられる状態にしてあげることが必要です。

効率よく燃焼させるためには「ミトコンドリアの活性」が必要です。
ミトコンドリアが活性化すれば、糖分をどんどん燃焼し、エネルギーに変えてくれるからです。


皆様もぜひ食生活を見直し、ミトコンドリアを活性化させ、老化を防止しましょう!


※糖化について分りやすく紹介されていた動画がございましたので、ご紹介させていただきます。