もし「がん」になった場合、心配なことは・・・

 
あなたがもし「がん」になったらどんなことが心配ですか?

調査会社「日本能率協会総合研究所」によりアンケートにより、まとめられた報告があります。

もっとも心配なこととして挙げられたのは「治療費(経済的負担)」の72.3%。「死」は55.5%でした。

「治療費(経済的負担)」「死」に続いたのは、「痛み(53.3%)」「家族(45.9%)」でした。


「がん=死」というイメージは、以前に比べると薄れてきているようです。
このアンケートの中では、4割以上の方が、がんは治る病気だと考えていることも分りました。

「がん=死」のイメージの減少、つまり「がん≠死」というイメージを持つという傾向はとても良いことだと思います。
がんは治る病気だと考えれば治りますし、治らないと思えばやはり不治の病になってしまいます。
つまり、イメージ次第で、治るための行動をとるか、悪化させる行動をとるかに分かれてくるのです。

がんは生活習慣病の一つですので、悪い生活習慣が見直し、良い生活習慣にすることで、治る病気です。


もっとも多かった「治療費(経済的負担)」は、医療技術の発展により高額の治療が増え、近年ますます大きな問題となっているようです。

国民皆保険や高額医療費控除という制度があっても深刻な問題となっていますが、これからは、これらの制度が維持される保証はまったくありませんし、現在の国家財政を考えると悪化することが容易に想像できます。

そのため、今後はもっとこの問題が大きくなることが予想されます。

ただ、現在、がんの治療は、医療に頼りすぎているような気がします。
何かに頼っているだけではどんな病気でも治すことはできないのです。

真実の治療が何なのかということをもっと学び、そしてその治療を選択していくべきだと思います。


今回のアンケートには、こんな項目もありました。
「将来がんになる可能性はあると思いますか?」
この質問に対し「非常にあると思う」が17.5%、「ややあると思う」が37.8%で、半数を超える人ががんになる可能性を感じていました。

「治療費(経済的負担)」も「死」も「痛み」もがんにならなければ、問題にはならないのです。

ぜひ、がんにならない生活習慣を実践しましょう。


( 引用 : 2011年2月12日 毎日新聞 )