ミトコンドリアが生み出したエネルギーを老化防止に役立てるためには。

 
私たちが、生きるために必要なエネルギーは、ミトコンドリアで必要に応じて作られていますが、ミトコンドリアの数が少なかったり、機能が低下している場合には、エネルギー不足を招くことがあります。

では、エネルギー不足になると、どのようなことが起こるのかをご説明いたします。

エネルギーは、生きるために必要不可欠なことから優先的に使われていく、という特性があります。

遺伝子に傷がついてしまうことが、老化の原因になりますが、その傷の修復は、それがすぐに生死に関わるわけではないということから、エネルギーが使われる優先順位としては、決して高くありません。

遺伝子の傷の修復よりも、今生きるために必要な体温調節や呼吸の方がずっと優先順位は高いですよね。

お金がたっぷりある方は、いろんなことができるというのと同じで、エネルギーも、作る能力が高ければ高いほど、遺伝子の傷の修復のような優先順位の低いところまで使うことができるのです。

つまり、若さをいつまでも保つためには、ミトコンドリアの数を増やし、質を高め、有り余るエネルギーを作り出し、優先順位の低い、老化防止にエネルギーをたっぷり注ぎ込む必要があるのです。