病は気から

 
病気とは「気」の「病」と書きます。気の病とは、つまり心の病ということです。

古来の先人たちは「病気を診ることなかれ、病人を診よ」と言ってきました。

つまり、病気になっている人の症状を診てはいけない。病気になっている人の心を診る必要があるということです。

しかし、ほとんどのお医者さんは症状ばかりを診ていますよね。だから病気を治すことができないのではないでしょうか。


こんな実話があります。
第二次世界大戦下における、ナチスのユダヤ人に対する人体実験の話です。

『ナチスが捕虜として強制収容所に送ったユダヤ人に対し、世にもおぞましい実験を行った―。
まず、捕虜に目隠しをして椅子に座らせ、縄でグルグルに体を縛りつけておく。それから腕の血管に注射針を突き刺し、その先にチューブをたらし、バケツにポタッ、ポタッとゆっくり血を抜いていくと、その者は1時間から2時間で出血多量でけいれんを起こし死に至る。これをズラリと捕虜を並ばせておいて仲間が死んでいくのを見せる。1人、2人と順々に死んでいく。そしてある者の順番の時、同じように目隠しして注射針を指したところまでは同じだったが、チューブに栓をしてポタッ、ポタッというニセの音だけを耳元で聞かせた。ところが、実際には血を抜くことはしなかったにも関わらずその者は、同じように2時間経過後、突然けいれんを起こして死亡したー』

この事実をどう思われますか?
正に、心(恐怖)が死に至らしめたといえるでしょう。
心の力というものは、病気どころか命すらも絶つことができるほど強いのです。


もちろん、私たちが現在これほどまでの恐怖を感じることはないと思います。

ただ、日々の小さなストレスや医師から病名を告げられた時に感じる不安などは、病気を悪化させていることは間違いなさそうです。


ぜひ、前向きに、楽しく生きましょう!
病気と診断されたとしても、心がしっかり元気であれば、人の体は健康を取り戻してくれますよ!