前立腺肥大治療薬が前立腺がんの発症リスクを増大

 
米国食品医薬品局(FDA)は、主に前立腺肥大の治療に用いられる薬剤が、悪性度の高い前立腺がんの発症リスクを増大させる可能性があると発表しました。

また、最近の研究では前立腺肥大の治療薬は、勃起不全(ED)のリスクを増大させることも分っています。

前立腺肥大の治療薬は、5α-還元酵素(男性ホルモンのテストステロンをジヒドロテストステロンに変換する酵素)の働きを抑えるお薬です。

ジヒドロテストステロンは、男性の脱毛の原因でもあることから、男性型脱毛症の治療薬としても応用されています。

50代の男性の50%、80歳以上では90%の前立腺が肥大しているといわれています。

できる限り、発がん性のある医薬品に頼らず、安全で機能性の高い食品などを利用されることをお奨めいたします。