糖尿病と診断されると、インスリンの出を良くする薬を処方されたり、インスリン注射を受けることになります。
実は、「血糖値を下げるために、インスリンを!」という考え方は、危険を伴うのです。
糖尿病には、Ⅰ型とⅡ型がございますが、今回は生活習慣病であるⅡ型糖尿病の方のための情報をお届けさせていただきます。
インスリンは、血液中の等を消すものなので、インスリンが出る薬を飲んだり、インスリン注射を打てば、確かに血糖値は下がります。
しかし、血液中の糖は、いったいどこへ消えたのでしょうか?
実は、恐ろしいことに、脂肪に形を変えて体内に蓄積されているのです。
これを掃除に例えれば、食卓上の残飯を、ティッシュペーパーで包み、見た目には分らないように部屋の片隅に投げ捨てて放置したようなものです。
確かにテーブルはキレイに片づいた状態になりますが、やがて腐った残飯が悪臭やバイ菌を撒き散らし、その部屋全体が不潔な巣と化すことになるでしょう。
つまり、糖は脂肪(内臓脂肪)に変えるのではなく、きっちり燃焼して処理をする必要があるということです。
薬で糖を消すと、体の中にどんどん内臓脂肪がたまり、血管の中にもたまり、血液がドロドロになって、結果、より深刻な病気の原因となるのです。
内臓にたまった脂肪はさまざまな「毒」を出すことが分ってきましたが、その中にはインスリンの効きを悪くするようなものまであります。
つまり、次のような悪循環を招いてしまうのです。
(1)血糖値が高いのはインスリンが足りないからという誤解 ⇒ (2)インスリンの出る薬を投与 ⇒ (3)その結果、糖が内臓脂肪に変わる ⇒ (4)その内臓脂肪がインスリンの効きを悪くするなどの猛毒物質を出す
もしかしたら、糖尿病の患者さんは、薬によって血糖値が下がり、安心をされているかもしれませんが、決して安心できないのです。
(引用:新脳内革命 春山茂雄71歳!体内年齢28歳のレシピ 著者:春山茂雄 出版:光文社)