低体温により意欲が低下

 
授業中、仕事中に居眠りをしたことはありますか?

私(宇田川)は、あります(ゴメンナサイ)。

高校生の頃の授業中、そして23歳頃に勤めていた会社で社長を目の前にミーティング中に。

もちろん、今は居眠りすることはありませんので、ご心配なく。

さて、私のことはさておき、本日は、居眠りにも関係する興味深い研究結果を見つけましたので、ご紹介させていただきます。


埼玉大准教授の野井真吾さんは、中高生男子(約450人)の起床から就寝までの体温の変化を調べました。

体温は1日の中で変化します。
普通は、起床時が最も低く、朝食や登校などの活動により上昇、昼から午後3時ごろにピークを迎え、就寝前に再び、起床時とほぼ同じ程度に下がります。

しかし、起床時の体温が36度未満の生徒(22%)は、1日を通して体温が上がりにくく、ピークも遅いなど体温リズムが乱れていました。

低体温傾向の生徒に、起床時の登校意欲を尋ねると、「あり」は37%で、36度以上の54%を下回りました。


野井さんは「起床時の体温が低いと、脳や体の働きが鈍くなって、心身に不調が起きやすくなり、学習や運動の意欲が低下してしまう」と説明しています。

低体温傾向の子どもは、眠気やだるさ、頭痛や腹痛を訴えることが分っています。


原因は、「運動不足」「日中に陽を浴びない」「夜更かし」「朝食を抜く」などがあります。


もちろん、低体温は子供だけでなく、大人にとっても意欲の低下や体調への悪影響がございますので、低体温な方は注意してください。

理想の体温は、36.5℃以上です。

私は、ちなみに平熱が36.5~36.8℃です。


日頃、体温を測る機会は少ないかもしれませんが、定期的に体温チェックされてみてくださいね。