ミトコンドリアが活性化されれば、細胞が元気になり、臓器が元気になり、全身が健康になるっていうことは、皆さんご存知ですよね?
今日は、そのミトコンドリアの量についてのお話をさせていただきます。
ミトコンドリアの量がたくさんあれば、体の中で大量のエネルギーが必要になっても、ひとつのミトコンドリアにかかる負荷が小さくなります。
負荷が少ないと、活性酸素が発生しにくくなるというメリットがあります。
例えば、100個のエネルギー(ATP)が必要になったとき、ミトコンドリアがひとつしかなかったら、そのひとつのミトコンドリアがフル稼働して100個のATPを作らなければなりません。
急いで作ろうとすると、負荷が多くなり、多くの活性酸素が発生してしまいます。
しかし、ミトコンドリアが10個あれば、ミトコンドリア1つあたり10個のATPを作れば良いので、負荷が少なくなり、活性酸素が発生しにくくなります。
では、どうすればミトコンドリアの量を増やすことができるのでしょうか?
大きく分けて4つの方法があることが分っています。
(1)運動
(2)姿勢を保つ
(3)寒さを感じる
(4)空腹を感じる
この4つに共通していることは「エネルギーが不足している!」という信号を体に与えているということです。
体に危機的な状況が来ると、ミトコンドリアが増えるのです。
そして、ミトコンドリアの量が増えると、ミトコンドリアの質も高まります。
実は、ミトコンドリアには新たしく元気なミトコンドリアと古くなって元気を失ったミトコンドリアがあるのですが、ミトコンドリアには、古いミトコンドリアを処理するという機能があるため、ミトコンドリアの量が多ければ、質の高いミトコンドリアの数も増えるのです。
ミトコンドリアの質を高める、つまり活性化させるということ。
まずは、ミトコンドリアの量を増やすことが大切なのです。
ミトコンドリアの量を増やし、活性化させ、若々しい元気な体を手に入れましょう!