睡眠障害と繊維筋痛症

 

睡眠障害は、特に中年以上の女性では線維筋痛症のリスク増大に関連することが新しい研究で示されました。

線維筋痛症は、日本人の潜在患者数を入れると200万人以上の方に認められる慢性の筋骨格痛の症状。
男性の約8倍と圧倒的に女性が占め、通常、中年期に発症します。

これまでの研究では、不眠症、夜間覚醒および疲労が線維筋痛症患者の一般的な症状であることが判明しています、睡眠障害が線維筋痛症発症に寄与するかどうかは不明であした。
医学誌「Arthritis & Rheumatism(関節炎&リウマチ)」オンライン版に11月14日掲載された今回の研究で、ノルウェー科学技術大学(NTNU)のPaul Mork博士らは、筋骨格痛も運動障害もない20歳以上の健常女性1万2,350人を登録し、10年間の追跡調査を実施しました。
この期間の最終時点で、327人(2.6%)に線維筋痛症が認められました。

研究結果では、睡眠障害がしばしば、または常時みられる45歳以上の女性では線維筋痛症リスクが5倍以上高く、同様の睡眠障害を有する20~44歳の女性では3倍近く高いという結果でした。


線維筋痛症とは・・・

こわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害、抑うつ、頭痛、過敏性腸炎、微熱、ドライアイなどが伴う事もあります。
他覚的所見としては「特異的圧痛点」(ツボのようなもの)を押して診断しますが、通常の検査では何も異常がないのも特徴です。
膠原病やリウマチと症状が似ている部分もあります。