腎臓機能の低下は老化の始まり

  

慢性腎臓病(CKD)という病名をご存知でしょうか。

 

これは、慢性に経過するすべての腎臓病を指します。

 

慢性腎臓病の患者さんは、2009年現在、1,330万人(20歳以上の成人の8人に1人)いると考えられ、新たな国民病ともいわれています。

 

腎臓は、臓器の中でももっとも老化の始まりが早いとされる臓器です。

 

慢性腎臓病は、腎臓の機能(老廃物を含んだ血液のろ過)が6割程度になった状態を示しています。

 

慢性腎臓病の方は、もちろん将来透析をが必要になる方も多いです(透析患者は年間1万人増えています)。

 

 

実は、慢性腎臓病は、心臓や脳にも悪影響を与え、心不全や脳卒中になる確率も高くなります。

 

また、進行すると運動能力が低下することも分かっています。

 

 

老化が現れ始める臓器である腎臓は、なぜ機能が低下するのでしょうか。

 

それは、私たちが呼吸で取り込んだ酸素が不足をした際に影響を受けやすいからなのです。

 

加齢と共に酸素摂取量は、低下していきます。

 

そのため、酸素不足の影響を受けやすい腎臓の機能が低下してしまうのです。

 

 

しっかりと深呼吸をして、酸素を取り込み、そして活性乳酸により腎臓のミトコンドリアに酸素を供給できれば、腎臓の老化を予防できますよ。