コーヒーの健康効果


皆様、コーヒーはお好きですか?


 

コーヒーについての世界で行われている様々な健康効果について、ご紹介させていただきます。

 

 

<肝臓ガン>

 

国立がん研究センターを中心とした研究班による調査で、40~69歳までの男女9万人を10年間追跡調査した結果「1日に5杯以上コーヒーを飲む人の肝臓ガンの発症率は、飲まない人の4分の1」と発表されました。

 

コーヒーの抗酸化・抗炎症成分がC型肝炎の進行を抑え、肝臓ガンへの進行を食い止めているのではないかと推測しています。

 

 

<大腸ガン>

 

岐阜大学グループが1992年から8年間、35歳以上の地域住民3万人を追跡調査しました。

 

コーヒーを飲まない人を1とすると、毎日1杯以上飲む人は男性で0.81倍、女性は0.43倍という発症率になったということです。

 

 

<脳卒中>

 

国立循環器病研究センターと国立がん研究センターなどのチームが、全国で約8万人を対象にした調査で、こんな研究成果をまとめました。

 

コーヒーを毎日1杯以上飲む人は、まったく飲まない人より発症率が20%低いことが分かりました。

 

コーヒーに含まれるクロロゲン酸の働きで血糖値が改善され、脳卒中の原因の一つである糖尿病の発症を抑えた結果とみています。

 

 

<糖尿病>

 

オランダの研究グループは、世界中の9件の大規模追跡調査をまとめて「コーヒーを1日6、7杯飲む人は、2型糖尿病の発症率が0.65倍」と報告しました。

 

 

<胆石>

 

米ハーバード大学医学部による10年がかりの調査で「1日2~3杯のコーヒーを飲む男性は飲まない男性に比べて、胆石になるリスクが40%低い」と発表しています。

 

 

<シミ>

 

お茶の水大学の近藤和雄教授は、30~60代までの女性131人のシミを、肌の奥に隠れているシミの量まで把握できる機械にて測定しました。

 

被験者の、コーヒーを飲む量、日頃の食生活や運動量、生活習慣まで詳しく調査して、条件をならしました。

 

結果は(1)まったく飲まない (2)たまに飲む (3)1日1杯 (4)1日2杯以上の代表的な画像比較で「コーヒーを飲む量が多い人ほど、シミの量が少ない」という結果が出ました。

 

 

その他、認知症やアルツハイマーの発症リスクも下げるという研究結果もございます。

 

コーヒー好きの私にとっては、嬉しい限りです。

 

 

 

人の体を会社に例えると・・・

 

ミトコンドリアは、私たちを構成する60兆個の細胞の1つ1つの細胞の中に平均して約2000生息している生き物(細胞小器官)です。

 

それだけ多くのミトコンドリアが存在しているということは、それだけ私たちにとって必要だからです。

 

私たちはミトコンドリアの状態によって健康状態が変わるのです。

 

 

今回は、そんなミトコンドリアをたとえ話を使いながらご説明させていただきます。

 

例えるのは「会社」です。

 

良い会社というのは、社長や役員がしっかりしていて、営業部や企画部、総務部、経理部などの各部署、そして各部署の課などがしっかりと業務を遂行する必要がありますね。

 

そして、その業務の遂行のためには、優れた人材が必要となります。

 

社長が優れていても、人材がしっかりしていなければ決して良い会社にはなりません。

 

 

では、会社を人間の体を会社に例えるとどうなるでしょう。

 

会社・・・・人間の体

各部署・・・臓器

課・・・・・細胞

人材・・・・ミトコンドリア

 

ということになります。

 

ミトコンドリアがしっかりと働けば、細胞がしっかりし、各臓器が健康になり、その結果人間の体は健康になることができるのです。

 

つまり、健康になるためには、ミトコンドリアを活性化させることが必要なのです。




睡眠時間減らすと食事量が増える

 

好きなだけ菓子類などを食べることのできる環境で、1日5時間しか睡眠時間をとらずにいると、食事量が増えるとの研究結果が3月11日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of SciencesPNAS)に掲載されました。

 

論文によると、長時間起床していることでエネルギー消費量は増えるが、エネルギー消費量の増加分以上に摂取カロリー量が増えていました。

 

研究を主導した米コロラド大学ボルダー校(University of Colorado at Boulder)の睡眠・時間生物学研究所(Sleep and Chronobiology Laboratory)のケネス・ライト(Kenneth
Wright
)所長は「睡眠時間を減らすこと自体で体重が増えることはない。だが、睡眠が不十分だと、人々は必要以上に食べる傾向があった」と説明しました。

 

また男性は適切な睡眠時間をとった場合でも、好きなだけ食べることができる環境に置かれると体重が増えていましたが、女性は「適切な」睡眠時間をとっている場合にはそのような環境に置かれても体重が増えなかったとのこと。

 

 

健康には、睡眠時間と入眠時間が大切です。

 

理想は、22時入眠で6時間または7時間半の睡眠ですが、忙しい方でも23時入眠で6時間または7時間半の睡眠を摂りたいですね。

 

そして、夕食は入眠の4時間前が理想ということですが、それも難しい方が多いと思います。

 

23時入眠の場合でも20時までには夕食を済ませたいですね。

 

 

(引用:2013年3月14日 AFPBB News

 

 

 

1975年当時の食事が最も健康的



 東北大と岡山県立大の研究チームの実験により、日本の家庭の標準的な1週間の食事メニューを1960年から15年おきに再現して凍結乾燥し、マウスに与え続けたところ、1975年当時の食事が最も内臓脂肪を蓄積しにくく、糖尿病のリスクが低いことが分かりました。

 

東北大大学院農学研究科の都築毅准教授(脂質生化学)によりますと、1975年の食事は現代と同様の2005年の食事に比べ、たんぱく質や脂質を魚介類や植物から多く摂取し、相対的に肉類や牛乳・乳製品が少ないほか、ワカメやヒジキなどの海藻が多く、バランスが取れているとのこと。

1960年の食事は米が非常に多く、塩分も多かったようです。

 

都築准教授は「日本人の長寿は食事が良いからと言われてきたが、食の欧米化が進み、生活習慣病が増えた。納豆やココアなど健康に良いとされる食品の流行を追ったり、サプリメント(栄養補助食品)に依存したりするより、食事の中で多様な食材を少しずつ取ることが重要だ」と仰っています。 

 

 

厚生労働省の国民健康・栄養調査に基づき、管理栄養士の指導で1960年、1975年、1990年、2005年の朝昼夕計21食分を再現。

凍結乾燥、粉砕し均一にした粉末をマウスの通常の餌に3割分混ぜました。

マウスは老化が早く、寿命が通常の半分の1年程度のタイプで、各年の食事ごとに雄8匹ずつ4グループに離乳後から高齢期まで8カ月間、この混合餌を与えました。

 

その結果、平均体重は2005年のグループを100%とした場合、1990年は99%、1975年は89%、1960年は100%でした。

内臓脂肪量も2005年に比べ1990年は77%、1975年は46%、1960年86%で、1975年が大幅に少ないという結果でした。

 

1975年の血糖値は2005年の82%、血漿(けっしょう)中のインスリン濃度は29%にとどまり、インスリン濃度が低くても血糖値が正常に保たれていました。

肝臓で脂肪の分解や燃焼を担う遺伝子の働きも1975年のグループが最も良かったとのこと。

 

 

体重、内臓脂肪、血糖値、インスリン濃度など健康のバロメーターが軒並み良い結果になっている1975年の食事。

これこそが、体に良い日本食なのですね。

 

 

(引用:2013年3月13日 時事通信)

 

 


母親の肥満で新生児の心疾患リスク増加


オーストラリアで肥満のお母さんが出産した新生児に心疾患が多いという研究結果が発表されました。

 

 

肥満または過体重の母親から生まれる新生児は、出生時の体重にかかわらず、大動脈が肥厚した状態で生まれる傾向があることが分かったとする調査結果が、27日の医学誌「小児期疾患アーカイブス(Archives of Disease in
Childhood
)」で発表されました。

動脈の肥厚は、後に発症する心臓疾患との関連性が指摘されています。

 

豪メルボルン(Melbourne)の医師らは、妊娠中の女性23人を対象に、母親の体格指数(BMI)に加え、生後7日以内の新生児に超音波をあて、主要な動脈である腹部大動脈の厚さを測定しました。

 

すると、BMI25以上の肥満または過体重の母親は、健康的な体重の母親と比べて動脈壁が0.06ミリメートル厚い子どもを出産する傾向がみられました。

また、母親の体重が増えるほど、動脈壁は厚くなっていました。

動脈壁の肥厚は、動脈閉塞を引き起こす危険性を測る指標とされています。

 

調査結果は、子供が将来に心疾患を発症するリスクは、母親の体重に影響される得ることを示しています。

 

 

健康な赤ちゃんを産むために、お母さんは栄養管理と体重管理をしましょう。


<引用:2013.2.28 AFPBB News>