夏に気をつけたい口臭

夏の暑さで食欲不振になると、そうめんや冷ややっこ、冷たいスープ、ゼリー等々、ツルっとのど越しのいい食べ物が食べたくなりますよね。

ただ、こういった食べ物を好む方は「口臭」がきつくなる危険性が!


◆匂い原因は下水から発生する硫化水素と同じ

一般的に、口臭の主な原因は舌苔(ぜったい)だと言われています。
舌苔とは、舌表面に付着している白くて苔っぽいもののこと。
口の粘膜は皮膚の垢(あか)と同じように、古くなった細胞が剥がれ落ち、舌の上に白くたまって腐敗して舌苔になります。
さらに、白血球や細菌、食べ物のカスからも成り立っています。

舌苔から発生する臭いの元は硫化水素。
温泉や火山、下水などで発生する、卵やタマネギが腐ったような臭いも硫化水素です。
舌苔が増えるということは、口の中がドブのような状態になっているということ。
歯を丁寧に磨いても、舌苔があると口臭は防げません。


◆のど越しのいい食材は舌を掃除しない

では、なぜ舌苔が増えるのでしょうか?
それは食事に原因があるようです。
よく噛んで食べると、飲み込む前に食材を塊のような形状にしているのですが、ゴクンと飲む込む時に、塊が舌の上を摩擦し、掃除してくれるのです。

食欲のない夏は、あまり噛まずにツルっと飲み込める食事が好まれます。
すると、食塊が作られず、舌の掃除が不十分になって口臭がキツくなというのです。


◆舌苔を放っておくと、舌苔の中に歯周病菌が・・・

舌苔の中には、歯周病菌が含まれている場合が多いようです。
現在、歯周病がない人でも、舌苔を放っておくと歯周病菌をためてしまうことにつながります。
歯周病は強い口臭の大きな原因なので、口の臭いが更に強烈になってしまいます。


近年舌みがきをされていらっしゃる方も多いようですが、舌はとてもデリケートなので、歯ブラシを使用せず、専用のブラシを使用するようにしましょう。

順番は、まず、舌みがき。その後、歯磨きです。
歯磨きの際は、もちろん合成界面活性剤不使用の安心・安全な「ラックルハミガキ」をお忘れなく!