サルコペニアという言葉をご存知ですか?
サルコペニアとは、サルコ=筋肉、ペニア=減少という意味で、筋肉が減少することをいいます。
そして、現在注目されているのが、サルコペニア肥満です。
つまり、筋肉の減少に、肥満が合併した状態を指します。
筋肉の量は20代をピークに平均すると毎年約1%減少していきます。
予防をせず、加齢のまま進行させてしまえば、やがて歩けなくなるまでに筋肉は減っていってしまいます。
サルコペニア肥満になりやすいのは、特に若いころからダイエットを繰り返している方。
今はスリムでも、筋肉が減り、リバウンドしやすく、骨も弱くなっている状態ではサルコペニア肥満のリスクが非常に高くなるそうです。
こんな方はすでにサルコペニア肥満の可能性があります。
□ふだんの生活のなかで、つまずくことが増えた。
□以前に比べて、歩くのが遅くなった気がする。
□猫背になっていることが多い。
□舌の厚みが若いときに比べると薄くなった。
□階段よりも、エレベーターやエスカレーターをよく使う。
□最近、太りやすくなった気がする。
□BMI<体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)>が25以上である。
サルコペニア肥満になると、高血圧になるリスクは女性で2.3倍、糖尿病につながる危険因子の値は19倍、さらに骨折や転倒、寝たきりになるリスクも格段に高まるそうです。
筋肉の衰えは、ミトコンドリアの減少にも直結します。
階段を利用したり、一駅前で降りて歩いて帰ったり、スクワットをしたり・・・
ちょっとしたことで筋肉の衰えは防ぐことができますよ。