人の体を会社に例えると・・・

 

ミトコンドリアは、私たちを構成する60兆個の細胞の1つ1つの細胞の中に平均して約2000生息している生き物(細胞小器官)です。

 

それだけ多くのミトコンドリアが存在しているということは、それだけ私たちにとって必要だからです。

 

私たちはミトコンドリアの状態によって健康状態が変わるのです。

 

 

今回は、そんなミトコンドリアをたとえ話を使いながらご説明させていただきます。

 

例えるのは「会社」です。

 

良い会社というのは、社長や役員がしっかりしていて、営業部や企画部、総務部、経理部などの各部署、そして各部署の課などがしっかりと業務を遂行する必要がありますね。

 

そして、その業務の遂行のためには、優れた人材が必要となります。

 

社長が優れていても、人材がしっかりしていなければ決して良い会社にはなりません。

 

 

では、会社を人間の体を会社に例えるとどうなるでしょう。

 

会社・・・・人間の体

各部署・・・臓器

課・・・・・細胞

人材・・・・ミトコンドリア

 

ということになります。

 

ミトコンドリアがしっかりと働けば、細胞がしっかりし、各臓器が健康になり、その結果人間の体は健康になることができるのです。

 

つまり、健康になるためには、ミトコンドリアを活性化させることが必要なのです。




睡眠時間減らすと食事量が増える

 

好きなだけ菓子類などを食べることのできる環境で、1日5時間しか睡眠時間をとらずにいると、食事量が増えるとの研究結果が3月11日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of SciencesPNAS)に掲載されました。

 

論文によると、長時間起床していることでエネルギー消費量は増えるが、エネルギー消費量の増加分以上に摂取カロリー量が増えていました。

 

研究を主導した米コロラド大学ボルダー校(University of Colorado at Boulder)の睡眠・時間生物学研究所(Sleep and Chronobiology Laboratory)のケネス・ライト(Kenneth
Wright
)所長は「睡眠時間を減らすこと自体で体重が増えることはない。だが、睡眠が不十分だと、人々は必要以上に食べる傾向があった」と説明しました。

 

また男性は適切な睡眠時間をとった場合でも、好きなだけ食べることができる環境に置かれると体重が増えていましたが、女性は「適切な」睡眠時間をとっている場合にはそのような環境に置かれても体重が増えなかったとのこと。

 

 

健康には、睡眠時間と入眠時間が大切です。

 

理想は、22時入眠で6時間または7時間半の睡眠ですが、忙しい方でも23時入眠で6時間または7時間半の睡眠を摂りたいですね。

 

そして、夕食は入眠の4時間前が理想ということですが、それも難しい方が多いと思います。

 

23時入眠の場合でも20時までには夕食を済ませたいですね。

 

 

(引用:2013年3月14日 AFPBB News

 

 

 

1975年当時の食事が最も健康的



 東北大と岡山県立大の研究チームの実験により、日本の家庭の標準的な1週間の食事メニューを1960年から15年おきに再現して凍結乾燥し、マウスに与え続けたところ、1975年当時の食事が最も内臓脂肪を蓄積しにくく、糖尿病のリスクが低いことが分かりました。

 

東北大大学院農学研究科の都築毅准教授(脂質生化学)によりますと、1975年の食事は現代と同様の2005年の食事に比べ、たんぱく質や脂質を魚介類や植物から多く摂取し、相対的に肉類や牛乳・乳製品が少ないほか、ワカメやヒジキなどの海藻が多く、バランスが取れているとのこと。

1960年の食事は米が非常に多く、塩分も多かったようです。

 

都築准教授は「日本人の長寿は食事が良いからと言われてきたが、食の欧米化が進み、生活習慣病が増えた。納豆やココアなど健康に良いとされる食品の流行を追ったり、サプリメント(栄養補助食品)に依存したりするより、食事の中で多様な食材を少しずつ取ることが重要だ」と仰っています。 

 

 

厚生労働省の国民健康・栄養調査に基づき、管理栄養士の指導で1960年、1975年、1990年、2005年の朝昼夕計21食分を再現。

凍結乾燥、粉砕し均一にした粉末をマウスの通常の餌に3割分混ぜました。

マウスは老化が早く、寿命が通常の半分の1年程度のタイプで、各年の食事ごとに雄8匹ずつ4グループに離乳後から高齢期まで8カ月間、この混合餌を与えました。

 

その結果、平均体重は2005年のグループを100%とした場合、1990年は99%、1975年は89%、1960年は100%でした。

内臓脂肪量も2005年に比べ1990年は77%、1975年は46%、1960年86%で、1975年が大幅に少ないという結果でした。

 

1975年の血糖値は2005年の82%、血漿(けっしょう)中のインスリン濃度は29%にとどまり、インスリン濃度が低くても血糖値が正常に保たれていました。

肝臓で脂肪の分解や燃焼を担う遺伝子の働きも1975年のグループが最も良かったとのこと。

 

 

体重、内臓脂肪、血糖値、インスリン濃度など健康のバロメーターが軒並み良い結果になっている1975年の食事。

これこそが、体に良い日本食なのですね。

 

 

(引用:2013年3月13日 時事通信)

 

 


母親の肥満で新生児の心疾患リスク増加


オーストラリアで肥満のお母さんが出産した新生児に心疾患が多いという研究結果が発表されました。

 

 

肥満または過体重の母親から生まれる新生児は、出生時の体重にかかわらず、大動脈が肥厚した状態で生まれる傾向があることが分かったとする調査結果が、27日の医学誌「小児期疾患アーカイブス(Archives of Disease in
Childhood
)」で発表されました。

動脈の肥厚は、後に発症する心臓疾患との関連性が指摘されています。

 

豪メルボルン(Melbourne)の医師らは、妊娠中の女性23人を対象に、母親の体格指数(BMI)に加え、生後7日以内の新生児に超音波をあて、主要な動脈である腹部大動脈の厚さを測定しました。

 

すると、BMI25以上の肥満または過体重の母親は、健康的な体重の母親と比べて動脈壁が0.06ミリメートル厚い子どもを出産する傾向がみられました。

また、母親の体重が増えるほど、動脈壁は厚くなっていました。

動脈壁の肥厚は、動脈閉塞を引き起こす危険性を測る指標とされています。

 

調査結果は、子供が将来に心疾患を発症するリスクは、母親の体重に影響される得ることを示しています。

 

 

健康な赤ちゃんを産むために、お母さんは栄養管理と体重管理をしましょう。


<引用:2013.2.28 AFPBB News>


 

 

平均寿命日本一は、男女共に長野県!

  

厚生労働省により「都道府県別生命表」(2010年)が発表されました。

 

それによりますと、都道府県別の平均寿命で男女とも長野県がトップでした。

 

1975年から女性トップの座を占めてきた沖縄県は平均寿命がさらに延びたものの、3位となりました。

 

都道府県別の生命表は、国勢調査などを基に5年ごとに作られ、今回で10回目。

 

男性のトップは長野県の80.88歳(前回79.84歳)で90年から5回連続の1位。

 

女性でも同県が87.18歳(同86.48歳)で初めて1位になりました。

 

厚労省は「長野県は公衆衛生の先進県の一つで、健康寿命も長い。生活習慣病の改善などが表れているのではないか」とのこと。

 

首都大学東京大学院の星旦二教授(公衆衛生学)は「長野県は予防医療が進み、一人当たりの高齢者医療費が低い。高齢者の就業率が高いほか、公民館活動が盛んで生涯学習に力を入れていることなども影響しているかも知れない」と話しています。

 

沖縄県の女性は0.14歳延びて87.02歳でしたが、島根県に続き3位でした。

 

全国平均は男性が79.59歳、女性が86.35歳で、前回05年の調査と比べると、鳥取の女性以外のすべてで平均寿命は延びました。

 

 

この発表は、あくまでも何歳まで生きることができるかということです。

 

実際には、多くの方が晩年は病を抱えて延命されているというのが現状です。

 

現在、健康寿命と平均寿命には、約10年の開きがあります。

 

つまり、介護や支援を晩年の約10年間受けているということです。

 

この10年が健康な状態であれば、もっと幸せになれるはず。

 

そのためには、生命の源であるミトコンドリアの活性化が必須の条件となります。


<引用:2013.2.28 朝日新聞> 




睡眠不足が711の遺伝子の発現に悪影響


たった一週間の睡眠不足であっても、遺伝子に悪影響を及ぼし得るという研究結果が発表されました。

 

睡眠不足により、心臓疾患や認知障害、肥満といった健康状態と関連していることはすでに確認されています。

眠りの研究を専門とするディルクヤン・ダイク(Derk-Jan Dijk)氏と研究チームは、睡眠不足が健康上の問題にどのように関連するのかに着目しながら、症状の裏側にある分子メカニズムについての詳細な調査を実施しました。

 

その結果、毎晩6時間以下の睡眠で1週間を過ごした場合、炎症や免疫系、ストレス反応に関連する711の遺伝子の発現に影響が出たという。


さらに、1晩に10時間までの睡眠が認められた調査対象者と比較すると、睡眠が不足していた人たちの遺伝子は概日リズム(サーカディアンリズム)が不規則になり、1日を通して発現が高くなったり低くなったりする遺伝子の数が急減した他、さらに多くの遺伝子において、約24時間周期の振動の幅が収縮しました。

 

また、調査期間の最後の日には、調査対象者に対し、一定の時間をおいて血液検査をしながら、40時間にわたって起きているという実験も実施。

その結果、それまでに十分な睡眠を取っていなかった人たちは、十分に眠っていた人たちに比べて7倍の影響を受けていたことが分かりました。

 

 

今回の調査結果を考えると、6時間の睡眠では、睡眠不足の対象になるということです。

 

忙しい現代人にとって、睡眠時間をつくることは難しいかもしれませんが、7時間半くらいの睡眠が理想的なのかもしれませんね。

 

また眠る時間も大切です。

22:00~26:00は、新陳代謝や成長ホルモンの分泌にとって重要な時間であるため、22:00に眠り、5:30に起床というのが理想的です。


<引用:2013.2.28 AFPBB Newsより>

 



医師・薬剤師・栄養士は、サプリメントで健康管理<アメリカ>


米国サプリメント市場は最新データの2010年で281億ドル 規模、年間成長率は4.6%と堅調に推移する。この5年間は5%前後で成長を続けています。

 

米国のサプリ市場を支えている背景として、医師・薬剤師・栄養士のサプリメントへの理解の高さがあります。

学術誌Nutrition Journalに昨年、米国医師の60%から75%がサプリメント利用者であり、患者にも診療科に応じてサプリメント利用を提案しているという報告が掲載されました。

 

報告からは、それぞれの診療科特有のトラブルに応じた成分・素材が選択され、サプリメントが臨床で応用されていることが浮かび上がります。

調査は循環器科・皮膚科、整形外科の専門医各300名、合計900名を対象にサプリメント利用実態について調査を行ったもの。

患者へサプリメント利用を提案しているのは、循環器医で72%、皮膚科で66%、整形外科で91%という高い割合でした。

また登録栄養士(Registered DietitianRD)では9割以上がサプリメントを利用しています。