皆さん、毎日うんち(便)は、ご覧になられていますか?
便は、皆様が毎日できる健康チェックです。
黄色(黄土色)で、形がバナナのようで、軽く、ニオイがない便が毎日2本程度出ていると健康な状態といえます。
本日は、便の色と臓器・病気の関係についてご紹介させていただきます。
◆黒い便
消化器系でも肛門より遠い臓器に出血の可能性
《対象臓器》
胃 食道 十二指腸
《可能性のある病気》
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃炎・胃ポリープ・食道ポリープ・胃ガン・十二指腸ガン・食道がん
◆赤い便
消化器系でも肛門に近い臓器に出血の可能性
《対象臓器》
大腸 肛門
《可能性のある病気》
・便そのものが赤色
大腸炎・大腸ポリープ・大腸ガン
・便に血が付着している場合
痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)
◆白い便
胆汁が腸内に分泌されていない可能性
《対象臓器》
肝臓 胆嚢 胆管
《可能性のある病気》
・白で形のある便
肝炎・胆管結石・肝臓ガン・胆管ガン
・白い下痢
ロタウイルス感染症
◆緑の便
胆汁が酸化し、緑色になった状態
《対象臓器》
大腸 小腸
《可能性がある病気》
・緑色の水下痢
暴飲暴食などによる大腸や小腸の炎症・食中毒
・緑色の泥状便
黄疸
◆茶色い便
消化器官に機能的に大きな問題がある可能性は低い
《可能性のある病気》
過敏性腸症候群・慢性便秘・慢性下痢
今回ご紹介しました便の色ですが、あくまでも目安ですので、気になられる場合は、病院に行かれて検査をされるようにしてくださいね。