米国サプリメント市場は最新データの2010年で281億ドル 規模、年間成長率は4.6%と堅調に推移する。この5年間は5%前後で成長を続けています。
米国のサプリ市場を支えている背景として、医師・薬剤師・栄養士のサプリメントへの理解の高さがあります。
学術誌Nutrition Journalに昨年、米国医師の60%から75%がサプリメント利用者であり、患者にも診療科に応じてサプリメント利用を提案しているという報告が掲載されました。
報告からは、それぞれの診療科特有のトラブルに応じた成分・素材が選択され、サプリメントが臨床で応用されていることが浮かび上がります。
調査は循環器科・皮膚科、整形外科の専門医各300名、合計900名を対象にサプリメント利用実態について調査を行ったもの。
患者へサプリメント利用を提案しているのは、循環器医で72%、皮膚科で66%、整形外科で91%という高い割合でした。
また登録栄養士(Registered Dietitian:RD)では9割以上がサプリメントを利用しています。