肝機能障害にはウコン?

 
お酒を飲んだら「ウコン」を!なんていう話を、聞かれたことがある方は、多いのではないでしょうか?

そして、ウコンは肝機能の働きを高め、肝機能障害に良い食品という認識を持たれていらっしゃる方も多いと思います。

ウコンの成分であるクルクミンが、胆汁の分泌を促進することがその理由といわれています。


しかし、ウコンには、こんなことが分かっています。

1994年から2003年にかけて、日本で起きた健康食品や民間薬(ウコンは漢方の成分としても使われています)による薬剤性肝機能障害の4分の1を占めているということ。

なんと、健康食品が理由の肝機能障害として、ウコンが断トツのトップなのです。

このことをご存知の方は、少ないのではないでしょうか?


このような事実を踏まえると、ウコンは、継続して摂取し続ける健康食品としては適していないように思います。

「お酒を飲みすぎたらウコン!」程度の摂取がウコンの使い方としては、ちょうど良いということです。


健康情報は、表面的に捉えるのではなく、あらゆる情報を収集し、自分にとって必要なこと、本当に健康になるために必要なことが何なのか?を知る必要があります。