ノロウイルス流行の兆し 昨年の2倍超

 

インフルエンザの流行に加え、ノロウイルス(※)も流行していることが分りました。



嘔吐や下痢を繰り返す感染性胃腸炎の患者が急増していることが、国立感染症研究所の集計で20日、分かりました。そのほとんどはノロウイルスが原因とみられています。この時期としては過去10年で2番目に多く、昨年の2倍以上に上ります。


同研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は「予防には、せっけんを使って手洗いをしっかりすることが大事だ。子どもを中心に感染が広がるため、嘔吐や下痢の症状がある場合は保育園や幼稚園、学校に行くのを控えてほしい」と話しています。

全国約3千の小児科から報告された感染性胃腸炎の患者数は3週連続で増加。

7歳以下が70%以上を占める。今月1~7日の1週間は、1カ所当たり5.3人。過去10年で最多は2006年の7.1人で、昨年は2.4人でした。


感染を予防することも大切ですが、免疫力を高め、発症しないようにしましょう!



※ノロウイルスとは

非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種。カキなどの貝類による食中毒の原因になるほか、感染したヒトの糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染します。


【 厚生労働省 ノロウイルスQ&A 】

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html



【 引用:2010.11.20 共同通信 】