食道がんチェックリスト

 
熱燗が美味しい季節となりました(とはいっても私、宇田川は下戸なのですが・・・)。

飲み過ぎれば肝機能障害に陥る可能性が高くなりますが、体質によっては酒を飲むことで「食道がん」リスクも跳ね上がるということが分っています。

特に酒を飲み始めた頃は顔がまっ赤になったのに今では全く顔に出ない、という人は要注意です。

簡単に食道がんを自己チェックできる問診票も登場したので早期発見に役立ててはいかがでしょうか。


先頃、日本癌学会で発表された大阪大学と九州大学の共同研究の中で、体内に入ったアルコールを分解する2つの酵素の遺伝子タイプと、食道がんのリスクを高める飲酒と喫煙を合わせた4因子による「食道がんリスク」が発表されました。

因子を全く持たない人を1として、1個持つ人は1.4倍、2個は4.3倍、3個は41倍、4個持つ人は、なんと「357倍」と危険度が増してきます。


この研究を行われた大阪大学大学院医学系研究科の森正樹教授によりますと、「若い頃に初めてお酒を飲んだときには、顔が赤くなったものの、飲み続けているうちに赤くならなくなったという人が最も危険。食道がんのリスクを下げるには、お酒を飲まない方がいい」と警鐘を鳴らします。


問診票は、飲酒と食道がんについての研究を進める厚生労働省の久里浜アルコール症センター臨床研究部の横山顕部長が開発。

合計11点以上になると食道がんのリスクが高いそうです(ちなみに私、宇田川は1点でした)。


食道は粘膜に覆われ、通常の内視鏡で見ても、がんを肉眼で捉えにくいといわれています。

食道がんは、壁が4ミリ程度と薄く、周囲に血管やリンパなどがあるため、進行すると転移しやすいがんです。症状がない早期の段階で見つかれば、内視鏡的治療で済みます。問診票でリスクの高い方は検査を受けられると良いでしょう。


まずは、現在の自分の身体を知ることが健康を維持するためには大切です。

そして、問診表を行った結果、点数は低くても、何か気付くことがあれば、それを見直すことを始めましょう。


ライフトレードでは、高騰続ける国民医療費の抑制を真剣に考えております。

健康を維持することは、自分や家族のためだけでなく、日本のために必要なのです。


( 引用 : 2010年12月1日 zakzak )