原発5km圏で白血病のリスクが2倍に

 
フランスの国立保険医学研究所が行った調査で、原子力発電所の5km圏内に住む子どもの白血病発病率は他の地域の2倍。

2002年~2007年にかけて、フランス国内にある19か所の原発について、5km圏内に住む15歳未満の子どもを調べた結果、14人が白血病と診断されました。

なお、フランスで同調査の対象となったのは、安全に運転されている原子力発電所の近隣地域です。


福島第1原発事故以来、日本では計画避難区域などはもとより、関東一円でホットスポットが発見されています。

福島第1原発から40km離れた地点で採集されたコオロギからは4,000ベクレル以上の放射性セシウムが検出されたという報道もあります。

こういった状況下で数年後、白血病の発症率がどれほど上昇してしまうのでしょうか。

現実的に避難することができない方も多いと思いますが、放射性物質に有効性を見出している食品などを活用するなど、対策を講じることが必要だと思われます。


セシウムから放射されるγ線により細胞内のミトコンドリアが破壊され、筋肉が機能しなくなることが分っています。

ミトコンドリアの健康を考えることも放射性物質対策といえそうです。