糖尿病患者は、運動にて死亡率を半減できる!

  

糖尿病と運動に関する調査結果が発表されました。

 

食事も大切ですが、運動も大切ですよね。

面倒だからといって、薬に頼ってはいけません。生活習慣の改善で、生活習慣病は充分克服できるのです。

 

 

日ごろ熱心に運動している糖尿病患者は、ほとんどしない人に比べて死亡の危険性がほぼ半分に下がることが、厚生労働省研究班(主任研究者=曽根博仁・新潟大教授)の大規模調査で判明しました。

 

研究班は「食事に比べ運動指導はあまり実施されていないが、大きな効果があることが分かった」と分析しています。

 

 

生活習慣が原因で発症する2型糖尿病の男女1702人(40~70歳)を約8年間、追跡調査し、運動量に応じて「多い」「少ない」「中程度」の3群に分け、脳卒中の発症、死亡などを比べました。

 

運動量が「多い」群は、時速6キロのウオーキングに換算すると1日平均1時間10分、水泳では同30~40分程度の運動量。

「少ない」群は、仕事や日常生活の活動以外、ほとんど運動していませんでした。

 

調査の結果、「多い」群の患者が脳卒中を起こす危険性は、「少ない」群の約6割、他の病気も含め死亡する危険性は5割程度にとどまっていました。

 

曽根教授は「運動は血糖値や血圧を改善させるほか、ストレス軽減効果もあるのかもしれない」と仰っています。

 

 

<引用:2013225日 毎日新聞>

 



「卵子の老化」は「ミトコンドリアの老化」

  

産まれもってもともと持っている卵子は、年齢とともに老化し異常な卵子が増えてきます。

 

一見20代の卵子も40代の卵子も見た目には変わりませんが、20代の卵子では受精後5日ほどで細胞分裂を繰り返して胎児の形成を作っていくのに対し、40代の卵子では数日間は細胞分裂はするものの途中で細胞分裂をやめてしまうというのです。

 

多くの女性は受精が出来ればその後は妊娠できると思いがちですが、卵子が老化していると、受精はしてもその後、卵子が育たないということになるのです。

 

卵子は、卵子細胞の中にあるミトコンドリアがエネルギーを生み出して卵子細胞の中で自給自足を行っているのです。

 

20代の卵子ではミトコンドリアも元気で自給自足が出来ますが、35歳を超えてくるとミトコンドリアが衰え、卵子細胞の中がまさに砂漠のような不毛地帯と化してしまうのです。

 

卵子がそんな状態では、せっかく受精しても細胞分裂を繰り返すだけのエネルギーが無く途中で息絶えてしますのです。

 

卵子細胞は一般的な細胞に比べミトコンドリアの数が多い(約10万)理由もこのことから説明がつきます。

 

 

つまり、卵子の老化はミトコンドリアの老化といえるのです。

 

もちろん加齢と共に卵子が老化することは事実ですが、40歳を越えても元気な赤ちゃんを出産されている方がいることも事実です。

 

不妊で悩んでいらっしゃる方は、卵子のミトコンドリアを活性化させるがポイントとなりそうです。

 

 

卵子のミトコンドリアと妊娠を関連性を示したこんなデータがあります。

 

台湾の産婦人科のチームによる不妊症治療の新しい試みです。

 

体外受精を何度も繰り返している患者の卵子の中に、本人の顆粒膜細胞(卵子をとり囲んでいる細胞)から抽出したミトコンドリアを注入し、妊娠率が上昇したという結果が得られています。

 

高齢などで劣化した卵子の中にこのミトコンドリアを追加することにより、新しいエネルギーが生じてきたのであろうと推測されています。

 

この試験は、人工的にミトコンドリアを注入していますが、生活習慣によってもミトコンドリアは活性化することが可能です。

 

 

不妊で悩まれていらっしゃる方は、ぜひミトコンドリアの活性化を図りましょう。

 



卵子の老化とインシュリンの関係

  

現在、不妊で悩む夫婦が6組に1組といわれています。

 

不妊症の原因には、食生活、ストレスなど様々ありますが、その中でも注目されている「卵子の老化」に関する研究結果が米ニューヨーク医科大より発表されました。

 

その結果、卵子のもとになる「卵母細胞」のDNAが傷ついた際、その修復能力が衰えていたことがわかりました。

 

 

研究チームは、生後11~12カ月のマウスと、生後4~5週の若いマウスの卵母細胞の遺伝子を比較。

 

高齢のマウスほど、傷ついたDNAを修復する4遺伝子の働きが低下していることを発見しました。

 

 

つまり、傷ついたDNAを修復することができれば、卵子の老化を防げるということです。

 

実は、私たちの体にはDNAの修復酵素というものが備わっているのですが、血液中のインシュリン量(すい臓で作られるホルモン)が多いと、修復酵素の働きが悪くなることが分かっています。

 

今回の研究では、インシュリン量との関連性は示されていませんでしたが、現代人はインシュリン量が正常ではない方が増えているようです。

 

よって、インシュリン量を調整できれば卵子の老化を改善し、不妊症にも良い結果をもたらすことができるのではないかと思います。



しっかり入浴し、体臭予防


「季節に関係なく自分の体臭が気になる」「しっかり体を洗っているのになぜかにおいが取れない」

 

このような悩みを持つ方はいらっしゃいませんか?

 

 

その臭いは『疲労臭』と呼ばれるものかもしれません。

 

疲労臭とは、体の内側から生じる臭いで、体の疲れが溜まり、アンモニアなどが血中に増加することによって生じます。

 

アンモニアは通常、肝臓のオルニチンサイクルで解毒されるのですが、疲労の蓄積やお酒の飲みすぎで肝臓が弱まると、解毒されきれずに汗腺に放出されてしまうのです。

 

その結果、汗にアンモニア臭が生じて体臭がキツくなります。

 

 

この疲労臭は、夜にゆっくり入浴することで軽減できます。

 

シャワーでは、汗の中のアンモニア濃度が減少量が少ないため、体臭が消えません。

 

一方、湯船にゆっくり浸かって血液の循環をよくしてから眠ると、体内のアンモニアが減少して体臭の原因が弱まった状態で翌朝を迎えられます。

 

 

ゆっくり入浴することは、血液循環の改善、疲労回復、ミトコンドリアを活性化など健康に良いことはもちろんですが、体臭にも影響があるのです。

 

自分では臭いに気付いていなくても、周りの方は気付いているかもしれませんよ。

 

ぜひ、毎日ゆっくり湯船につかりましょう!

 

時間としては、15分程度が目安。40~41℃のぬるめの温度で入浴しましょう!

 


花粉の飛散本格化


今年も花粉症の季節がやって来ました。


 

西日本と東日本で一定量のスギ花粉が飛んだのが観測され、環境省は8日、国内で花粉の飛散が本格的に始まったと発表しました。

 

環境省は、スギ花粉の本格的な飛散の開始について、1平方センチメートルの平面上に、1個以上の花粉が2日連続で観測された場合と位置づけています。

 

この条件に相当する量のスギ花粉が飛んだことが9つの県で確認され、環境省は8日、国内で花粉の飛散が本格的に始まったと発表しました。

 

本格的な花粉の飛散が確認されたのは福岡県、長崎県、大分県、山口県、島根県、愛媛県、高知県、静岡県、千葉県です。

 

また、今年、全国各地でスギとヒノキの花粉の飛ぶ量がピークとなる時期は、当初の予想よりやや早まり、九州、中国、四国、東海、関東南部のほとんどの地域で3月上旬ごろ、関東北部や近畿などで3月中旬ごろ、北陸などで3月下旬ごろ、東北で4月上旬ごろとなる見込みです。

 

花粉の飛ぶ量は、九州や四国を除いて全国的に去年よりも2倍から7倍に増える見込みで、環境省は、「花粉の本格的な飛散が始まったが、マスクや眼鏡を着用するなどして花粉症対策を心がけるとともに、引き続き花粉の最新情報に注意してほしい」と呼びかけています。

 

花粉症は、自己免疫の調整ができない病気です。自己免疫疾患といい、花粉症などのアレルギー疾患の他に、リウマチなどの膠原病などがあり、患者数は年々増加傾向にあります。

 

現在治療法はなく、症状を和らげたり、抑えたりすることが精一杯。

 

ただ、自己免疫のバランスの調整ができれば、決して克服できない病気ではありません。

 

自己免疫の調整のキーワード、それはミトコンドリアの正常化・活性化です。

 

 

(2013.2.8 NHKより引用)

 

 

テレビの見すぎも男性不妊の原因

  

不妊症で悩む方は、妊娠を希望する夫婦の約6組に1組ともいわれています。

不妊の原因には、様々ありますが、今回は、男性不妊に関する「テレビの視聴時間と運動」の研究結果について、ご紹介させていただきます。

 

 

20時間以上テレビを見る男性の精子数は、ほとんどテレビを見ない男性の半分しかないとする米医学チームの論文が、英スポーツ医学誌「British Journal of Sports Medicine」(電子版)で発表されました。

 

米ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)のJorge Charravo助教らの研究チームは、1822歳の男性189人に運動や食事、テレビを見る習慣について尋ね、精液サンプルを提供してもらいました。。

 

その結果、対象者の4分の1にあたる最もテレビ視聴時間が長いグループ(週20時間以上)は、最もテレビ視聴時間の少ないグループ(ほとんど見ないか全く見ない)と比べて精子が44%少ないことが分かりました。

 

またテレビ視聴時間の他、運動習慣も精子の数に大きく影響していることが分かりました。

 

軽度から激しいものまで週15時間以上、運動をしている男性は、運動時間が週5時間未満の男性よりも精子数が73%多かったのです。

 

この数十年間で精子の質が低下傾向にあることは、いくつかの国で行われた研究で示されています。

 

原因ははっきりしていませんが、科学者らは座りがちの生活によって陰嚢(いんのう)が温められ、これが精液濃度に影響しているのではないかとみています。

 

運動不足は酸化ストレスを増やし有害な活性酸素による細胞の劣化を招くといわれています。

 

運動と精子の質に関するこれまでの研究はマラソンや自転車のプロ選手などスポーツのトップ選手を対象としたものでしたが、今回の研究は一般男性にも当てはまるように対象とする運動の幅を広げることができたとCharravo氏は語っています。

 

 

201325日 AFPBB Newsより引用)

 



ファストフードとぜんそくの関係


ファストフードは、子供の大好物です。

健康には、良くないことは分かっていても、子供の喜ぶ姿が見たくて、そして安く済ませられることから、ついファストフードを食べさせてしまうという方も多いのではないでしょうか。

 


ファストフードに関するこんな記事を見つけましたので、ご紹介いたします。

 

ファストフードをよく食べる子どもは果物をよく食べる子どもに比べ、深刻なぜんそくを起こすリスクがかなり高いとする大規模な国際研究の結果が、英医学誌「ソラックス(Thorax)」に発表されました。

 

1991年に立ち上げられた長期共同研究「小児ぜんそくとアレルギーに関する国際調査(International
Study of Asthma and Allergies in Childhood
ISAAC)の最近のフェーズで研究チームは、67歳の子どもと1314歳の子ども合わせて約50万人に食習慣について聞くと同時に、前年風邪やインフルエンザにかかっていない時に胸がゼーゼーしたり、湿疹が出たこと、鼻が詰まったことなどがあるかどうかを尋ねました。

 

調査では母親の妊娠中の喫煙や、座りがちな生活、肥満度指数(BMI)など結果を歪めそう因子は除外し、純粋に食習慣だけに焦点を絞っています。

 

その結果、ぜんそくの深刻さに明確に関連があった食物はファストフードだけでした。

 

ファストフードを週に3回以上食べている場合、深刻なぜんそくのリスクが1314歳では39%、67歳では27%高まりました。

また、ファストフードは湿疹や鼻炎のリスクも高めていました。

 

対照的に果物を週3回以上食べている場合には、症状が11%~14%軽減されていました。

 

2013116日 AFPBB Newsより引用)